こんにちは!
人はなぜ社会に服従してしまうのか?という今回はテーマです🤔
最近は、ジャニーズ問題が報道されていますが、他人事ではなく案外身近でおきていることも多いのではないかなと私は感じています。
目次
◆同調の種類
何かを決めるとき、自分の意思とは違うのに周囲に合わせて行動してしまうことを
【外的思考同調】という。
これとは逆に、周囲の意見が正しいと判断してしまうことを
【内面的同調】という。
そして、外面的同調は服従行動においても働く。
普段は善良で責任感がある人でも、社会的勢力に巻き込まれると。間違っているとわかっているのに服従してしまう。
◆服従を起こさせる社会的勢力とは?
- 報酬圧力【報酬を与える立場にいる者】
- 強制圧力【罪を与えることのできる立場にいる者】
- 正当圧力【上司や先輩、自分より立場の高い相手】
- 専門圧力【法律、医療、文化、政治といった分野の専門家】
- 参照圧力【好意を抱いてる相手、尊敬している相手】
◆意思決定は集団になると偏りやすい
物事を決める時、一人で決めるよりみんなで話し合う方が、安全無難な決定になりやすいと思う。
しかし、実はそうでもないと研究結果もでている。
集団で何かを決める時そこにいるメンバーの民度による。
そして、偏りがでてしまう。
◆意思決定の間違いはどように起きるのか?
個人では正しいと判断できるのに、集団になると間違った判断をしてしまう。
【集団的浅慮】という。
集団浅慮はメンバーの結束力が強く、反対意見の出にくい閉鎖的な集団に発生しやすい。
集団的浅慮を引き起こす兆候とは?
- 自集団の能力の過信【自分たちは大丈夫という幻想や集団の価値観にたいする過剰な信念】
- 外集団への軽視【外部の人間を見下したり、忠告を軽視する】
- 疑問や批判の遮断【不都合な情報は、聞かず都合よく捉える。全員の意見が一致したらこれが正しいと幻想が生まれる】
そして間違っていることが判明しても、今までの労力を無駄にはしたくない。
間違っていると認めたくないという【心理的拘泥現象】が起こる。
◆集団的浅慮に陥らないためには?
- リーダーは個々に批判的な目をもつ役割にする
- リーダーは始めに意見を言わない
- 外部の意見を入れる
- 外部の専門家の意見を加える
- 最低1人でも「常に反対する」役割をする
- リーダーは外部からの警告を検討する時間を確保する
まとめ
私的感じたことは、学校に行き始めたころから集団になるとこういう圧力はあります。
多数決で決める場面は多かったし、社会にでて会社という組織になるとまたどこでもおきることです。そして、会社以外の組織にももちろんあり、そこに自分が巻き込まれない対策をしていくことが大事ですよね。
それには、やはり自分の意見をもつ。そして、自分で知識をつけることが大事なのかと常に最近は思います。
人の弱みにつけこんでくる人は沢山います。
そして、集団でなくても個人でも内面的圧力によって支配されてしまうこともあると思います。
みなさんもありませんか?
参考本⇊
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