睡眠にはすごい効果があるが、睡眠がうまくできない病気もある。
睡眠の効果と睡眠障害とは?
目次
自律神経やホルモンバランスを整える
眠りが自律神経をリラックスモードに切り替える
自律神経は、心臓をはじめとする内臓の働きや体温、代謝などの調節を24時間行っている。交感神経と副交感神経は、一日の中でどちらかが、優位に働いている。
健康な状態では、食後や睡眠中は副交感神経に自然と切り替わる。
ですが、今のライフスタイルは緊張やストレスから、交感神経が優位な状態がつづき、
脳も体も疲れやすくなる。
睡眠は副交感神経を優位にする役割をもっているので、睡眠は大事だということ。
代謝や成長ホルモンは深い睡眠で活発になる。プロラクチンは睡眠の後半に増加し、良い睡眠がホルモンバランスを整える。
成長ホルモンがでないと?
- コレステロールが増える
- 骨が弱くなり、折れやすくなる
- 筋肉量が減る
- 体力が落ちる
- 肌が荒れる
記憶を整理して定着させる
深い睡眠が嫌な記憶を消してくれる。
脳は日々沢山の情報が入ってきます。すべてを記憶することは不可能。新しい記憶の伝達は、眠りはじめの時に行われ、体で覚える記憶は、浅い眠りの時に定着する。
ネガティブな記憶を消去するのも、睡眠すべての段階が必要。試験勉強やスポーツの練習の後は、しっかり眠ることで記憶される。
脳の老廃物を除去する
脳の老廃物の除去は睡眠中に行われ、睡眠不足がつづくと老廃物の処理が十分にできなくなり、蓄積される。アミロイドBが溜まると、脳にシミをつくり、アルツハイマー型認知症の原因になる。
アミロイドBの蓄積は高齢になってからではなく、20年も前から始まるといわれている。若いからといって睡眠不足が続くと危険である。
睡眠時無呼吸症候群
現代病でもある睡眠時無呼吸症候群。無呼吸がおこるたびに、足りない酸素を取り込もうととして覚醒をくりかえし、睡眠不足になる。
長く続くと、高血圧、糖尿病などの生活習慣を併発し、悪化すると脳卒中、心筋梗塞など命に関わる。
治療しないと8年間で4割の人が死亡するデータもある。
この病気の人は大きいいびきをかくことが多く、家族などが気づかない限り、自分では気づかない。
病院に行くかの判断基準
◆寝ている間
- いびきをいつもかく
- いびきがよくとまる
- 呼吸が止まることがある
- 何度も目が覚める
- 寝汗をかく
- 何度も尿意で起きる
◆起きてる時
- 寝ているのに、強い眠気がある
- だるさ、倦怠感がある
- 集中力がつづかない
- 朝起きたときに疲れがとれてない
- 20歳の時より、10㌔以上太った
3つ以上当てはまったら早めに病院へ
まとめ
寝る前に勉強はもちろん、感謝日記やポジティブ日記など書く事+良い睡眠がとれていれば、脳にプラスに働いてくれる。
それにしても、睡眠時無呼吸症候群は怖い病気。
案外気づいてない方も多いと思います。
今スマホなどで睡眠を記憶できる機能などもあるみたいなので活用するのもありですね。
参考本⇊
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